東京都の小池知事は、ハッキングやサイバー攻撃に対処する都独自の組織「セキュリティセンター」を来年度から立ち上げることを明らかにしました。

小池知事は、19日に開会した都議会で施策の方針を述べ、年々、巧妙化するハッキングやサイバー攻撃から都民の重要な情報やインフラを守り、一元的に対処する都独自の専門組織として「セキュリティセンター」を立ち上げることを表明しました。

都独自の組織を立ち上げる理由について都の担当者は、行政サービス効率化のためデジタル化を進める一方で、水道や交通などの重要なインフラを抱えているほか、多くの都民の個人情報も預かっていて、これらが攻撃の対象になりやすいためだとしています。

来年度から対策システムの構築を進め、都庁全体のセキュリティの脆弱性などを確認、改善していくということです。