【山口天気 夕刊2/19】厳しい寒さの中でもスギ花粉が微量飛散…3連休まで厳寒続くが花粉対策は万全に 来週は一段と花粉飛散増のおそれ
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●厳しい寒さが続く日々も スギ花粉は微量ながら飛散しやすい状況に
●3連休の頃まで厳寒続くが 引き続き花粉の微量飛散も
●連休明けから寒さ緩む ここから一気に花粉の飛散増のおそれ
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あす2月20日は「アレルギーの日」というのをご存じでしょうか。1966年、花粉症などアレルギー症状に大きく関係する抗体の発見にちなんで、制定されたもので、そろそろ2月も下旬に差し掛かる、この頃、花粉症への対策も、より入念に行っていきたい時期でもあります。
今週は強烈寒波により、県内でも寒さの厳しい日が続いていますが、そんな中でもスギ花粉は、県医師会による顕微鏡の観測で 各地で捉えられてきているほか、KRYが設置している花粉観測機「ポールンロボ」でも、最近は花粉を度々観測するようになってきています。
基本的には晴れて暖かい日ほどスギの雄花が開いて花粉の飛散量が増えるのですが、もう寒くても花粉は飛ばない、という状況ではなくなり、少し漏れ出てくるような花粉に注意が必要な時期になってきた、と考えておきたいところです。
目先は、まだまだ週末からの3連休の頃まで引き続き寒さが厳しいものの、わずかでも花粉の飛散は心配なところ。そして、寒さは連休明けから一気に緩んでいく見通しですが、ここから、また一気に花粉の飛散量が増える心配があります。このことも踏まえ、花粉症の方は入念な対策を進めておいて頂けたら、と思います。
あす20日(木)の県内も天気は大きな変化はなく、山間部中心に少し雪がちらつくことはありますが、全般には日ざし十分の空模様が続きそうです。強い寒気が居座り続け、朝は放射冷却の影響もあり、厳しい底冷えに。日中の気温も7度前後に止まる所が多く、真冬の寒さが続きます。
しかし、寒さ厳しい状況でも、わずかなスギ花粉は飛ぶ心配があります。
敏感に反応する方など十分注意が必要です。
今週末からの3連休にかけて、強い寒気が居座り続けて、まだ、しばらく厳しい寒さの日々に。また、金曜日は大体晴れますが、3連休の後半、日~月曜日中心にやや雲が増え、少々雪が降りやすくなるタイミングもあるでしょう。
連休明けから日中の気温は2桁…と季節が春へ進み始めるものの、寒さが緩むとスギ花粉の飛散が一気に増えてくる心配があります。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)