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【山口天気 夕刊9/11】昼だけでなく夜も「異例の暑さ」まだまだ止まらず 台風13号は3連休に南西諸島へ

2024年9月11日 19:36
【山口天気 夕刊9/11】昼だけでなく夜も「異例の暑さ」まだまだ止まらず 台風13号は3連休に南西諸島へ

●きょう11日(水)は昼は猛暑日続出のほか 最低気温も多くの所で9月の観測史上最高に
●昼は猛暑日・夜は熱帯夜…という9月にしては異例の暑さが まだ当分続く見通し
●台風13号は3連休前半に沖縄・奄美大島付近へ進むおそれ
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9月も中旬に突入ですが、まだまだ真夏の暑さが止まりません。きょう11日(水)は、須佐で9月の観測史上最高の記録になるなど、35度以上の猛暑日も続出しました。また、朝からかなり蒸し暑く、最低気温が9月の観測史上最高、という所も多くなりました。昼だけでなく夜も体力を消耗し続ける状態…9月としては異例の暑さに、ますます拍車がかかる状況です。

そして、まだ、この先も昼は35度に達する猛暑日、最低気温も25度を下回らない熱帯夜が度々見込まれます。昼だけでなく夜、寝るときもエアコンを活用するなどして、睡眠もしっかりとって体の疲れをためないよう心がけて、まだ止まらない異例の暑さからしっかり身を守っていきましょう。今週末からの3連休には「敬老の日」もありますが、おじいちゃん、おばあちゃんにも熱中症対策の声掛けなども行って、みんなで健康第一・熱中症予防の意識を高めながら、お過ごし頂きたいと思います。

この猛暑が続く背景には、夏の高気圧が相変わらず強いほか、南から暖かい空気を送り込む、熱帯低気圧の存在もあります。一時台風になる可能性もあった、東シナ海の熱帯低気圧は、結局、台風にはならずに、今後は大陸に進む予想ですが…

マリアナ諸島の熱帯低気圧が昨夜、台風13号に発達し、今後、発達しながら北西に進んで今週末の土~日曜日頃に、沖縄・奄美大島付近を暴風域を伴う勢力で通過する予想で、南西諸島では荒天への警戒が必要です。県内は、台風の直接の影響を受ける可能性は低い見通しですが、この台風でも、また南から暖かな空気が送り込まれることで、異例の猛暑が、まだまだ止まらないことになります。

あす12日(木)も、青空に所々入道雲が浮かぶ、まだまだ真夏モードの天気が続きます。朝の気温は今朝よりは少し低めの所が多いものの、25度を下回らない熱帯夜は続出の見込み。日中の気温は33~34度から、山口や広瀬は35度に届く猛暑日となるなど、残暑と呼ぶには厳しすぎる暑さが続きそうです。また、午後は山間部で一部、夕立にも、ご注意下さい。

9月は今週末の3連休で折り返しを迎えますが、まだ当面の間は、夏空、猛暑、所により夕立の日々…台風13号は、県内への影響はあまりない、とみられますが、3連休真ん中の日曜日中心に、多少湿った空気の流れ込みが増えて、やや夕立の範囲が広がる可能性はあります。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)