「あさって土曜日の予想天気図です。前線が伸び、「台風から変わる低気圧」も進んできます。大雨になりやすいパターンです。」

「雨と風の予想を土曜日にかけて見ていきましょう。今夜から動かします。今夜から あす日中にかけて雨雲が近づいてきますが、あす夕方までは県内では雨は降らない見込みです。あす夜になりますと、雨は、県内全体に広がります。そして、土曜日の日中は強く降る所もあり、特に、午後、加賀地方に強く予想されています。」

市川：
「降り方に注意が必要ですね。」
小野：
「前線や低気圧の「少しの位置の違い」で強い雨の場所が変わります。注意してください。」

小野：
「気象台から発表された雨の予想です。あすからあさって夕方までの24時間で、多い所で、加賀で80ミリ、能登で60ミリ、さらに日曜日夕方までには加賀で50ミリ、能登で30ミリが予想されています。土砂災害や河川の増水などに注意・警戒してください。」

小野：
「気象台の週間予報を見ていきましょう。お伝えしたように、土曜日は雨の降り方に注意が必要です。来週は、冬型の気圧配置になる日もあり、晴れのマークがありません。」
市川：
「3連休明けの火曜日は、一気に気温が下がりますね。」
小野：
「寒気が入ってきます。いまの時期の最高気温は18度、最低気温は10度くらいが平年並みですので、火曜日からは寒いでしょう。来週は少し気温が下がりそうです。ただ、いままでの 暖かさで、ある記録が更新されるかもしれないんです。」

市川：
「暖かさが影響する…というと雪ですか。」
小野：
「はい。ただ、平地での初雪はまだ先です。記録を作りそうなのは…」

「白山の初冠雪の時期です。初冠雪が発表された2016年からの日付けです。去年は10月8日、平年が10月21日です。」
市川：
「小野さん、ことしはまだ初冠雪の発表はありません。富士山でも まだないんですよね。きょうは10月31日、平年日よりもう10日も遅くなっていますね。」

小野：
「そこで、過去の遅かった記録を調べました。気象台には、1913年・大正2年からの記録があるのですが、最も遅かったのは11月9日、1977年です。次いで、11月5日、4日と続きます。」
市川：
「11月9日と言ったらあと10日もありませんね。この日までに発表がなかったら、観測史上、最も遅い初冠雪になるわけですね。」
小野：
「その通りです。」

小野：
「初冠雪は気象台の職員が目で見て確認します。ですので白山に雪が積もっていても、天気が悪くて気象台から見えないと発表されません。」
市川：
「初冠雪の時期も気になりますが、11月以降は天気・気温とも落ち着いて欲しいですね。」
小野：
「最後に、気象台の週間予報で、この先の天気をもう一度、確認しましょう。」

小野：
「土曜日は雨の降り方に注意してください。来週は、冬型の気圧配置になる日もあり、3連休明けの火曜日は、寒気が入り、一気に気温が下がります。しばらく、くもりや雨の日が続くでしょう。」
市川：
「あさっての雨、そして来週の気温の変化には十分、注意したいですね。小野さんとお伝えしました。」