天然能登寒ぶりの最高級「煌」 今シーズン初お目見え 競り値は200万円!
水揚げが最盛期を迎えている能登の天然寒ブリ。大きさだけではなく、姿形やハリなどさまざまな厳しい基準をクリアしたものだけが選ばれる最高級ブランド「煌(きらめき)」が今シーズン初めてお目見えしました。
2日朝のかなざわ総合市場。
次々と運びこまれたのは水揚げされたばかりの「天然能登寒ぶり」です。
ことしは能登半島沖合の海水温が低いことが影響して、寒ブリの水揚げ量は記録的豊漁だった前のシーズンの2割程度にとどまると予想されています。
そんな中、金沢や七尾などの市場にあわせて1200本近くの寒ブリが並びました。
平田 真彦 記者:
「能登で水揚げされた最高級品の能登寒ブリがずらりと並びました。この中からナンバーワンが決まります」
2日から始まった最高級ブランド「煌(きらめき)」の認定です。認定基準は厳しく、重さは14キロ以上。傷の有無や胴回りの太さなど、いくつもの基準が設けられています。
「これに決めました。佐々波産のブリ「煌(きらめき)」候補です」
十分なハリがあり重さ16.2キロ、93.5センチの大物。厳格な審査の末、七尾の佐々波漁港で水揚げされた1本が煌(きらめき)の名を勝ち取りました。注目の落札額は…
「150万円、180万円、200万円!」
七尾に本社を置くスーパーの「どんたく」が200万円で競り落としました。どんたくは3年連続の落札です。
どんたく・山口 宗大 社長:
「うれしいというよりほっとした気持ちですね。漁港が被害があった中で能登にある会社として能登を元気にしたいなと思いでやってきました」
競り落とされた煌(きらめき)は3日から、どんたくの野々市中央公園店と七尾市にあるアスティ店の2店舗で販売されるということです。