珠洲市の仮設住宅 第1弾の40戸が完成 今も多くの人が避難所や車中泊…県は建設を急ぐ
珠洲市では6日、県が整備を進めていた仮設住宅のうち第1弾となる40戸が完成しました。
珠洲市・正院小学校のグラウンドに完成したのは2~3人用の2DKの住宅が32戸、6~8人用の4LDKの住宅が8戸です。部屋には台所や浴室、トイレ、エアコンなどが設置されています。
また、寒さ対策として床や壁、天井に断熱材が使用され、ガラス窓は三層構造になっているということです。
6日午後、県の担当者による設備の最終確認が行われ、珠洲市の担当者に鍵が渡されました。入居対象者には8日に説明会が行われ、9日から入居が始まります。
珠洲市の担当者
「全壊とかの方たくさんいますので、準備続けながらですねどんどん早く入っていただけるようにやっていく」
珠洲市では、1393人が今も避難所で生活しているほか、倒壊の危険性がある家に住み続けている人や車中泊を続けている人がいるのが現状です。
避難所で生活する男性
「早く申し込んだけどいろいろ条件があって俺らはまず無理なんじゃない」「もう1か月。なんだかんだってすぐ2か月なるよ。何にも進んでない」
仮設住宅への申し込みは5日までに1649件ありましたが、着工が始まったのは456戸にとどまっていて、県は市と連携して土地を確保し、仮設住宅の建設を急ぐとしています。