石川県で初 避難所の利用者管理に「Suica」を活用 志賀町で試験的に導入
県と志賀町は、JR東日本の協力のもと、交通系ICカード「Suica」を活用した避難者情報を把握するシステムを導入しました。
NNN取材団 磯脇琢磨記者
「こちらを使って利用者が避難所に来たかどうかを把握することができます」
この取り組みでは、1次避難所の利用者にSuicaを配布し、氏名や住所、生年月日などの情報を紐付けます。
避難所の入退出などの際、カードリーダーにSuicaをかざすと、誰が、どこの避難所を利用しているか、県などが確認できるようになるということです。
県内では初の取り組みで、志賀町の避難所2か所で7日から試験的に導入されました。
県は今後、志賀町以外の避難所でも普及を進める方針で、避難所を利用する人を正確に把握し、属性に合わせた物資の供給などきめ細かい支援につなげたいとしています。