能登半島地震の復興支援として去年5月に開催された歌手の吉川晃司さんとギタリストの布袋寅泰さんの伝説的ユニット「COMPLEX」のチャリティーライブ。その売り上げから集まった10億円を超える義援金が21日、石川県に贈られました。

吉川さんと布袋さんからなる音楽ユニット・COMPLEX。

1988年に結成後、2年で活動を休止した2人は、去年5月、能登半島地震の復興支援のために再結成。

東京ドームでチャリティーライブ「日本一心」を開催、2日間で10万人を動員しました。

東日本大震災のチャリティーライブ以来13年ぶりの再結成でした。

そして21日、この公演の売り上げなどから集まった義援金約13億円の目録が石川県の馳知事に届けられました。

石川県・馳 浩 知事：
「吉川さん、布袋さんが希望されているような農林水産業の復活とか、子供たちの将来にとってとか、そういった目的で使わせていただくことになりますので」

馳知事からは、義援金に対する感謝状が手渡されていました。

ディスクガレージ・中西 健夫 グループ代表：
「本当に彼らは純粋な思いで、少しでも役に立てること、ということで再結成したと思います。COMPLEXのファンの方の思いが詰まった13億円弱だと思いますので、2人の思いというのは、これ(義援金)を本当に有効に使ってもらいたい」

石川県に届けられた義援金は、漁業などの1次産業の再興などに活用される予定だということです。