金沢の中心部「都市再生緊急整備地域」の候補設定 高さ制限なく開発可能に
金沢駅から繁華街に至る金沢市の都心軸エリアについて、内閣府は、国からの支援が手厚くなる「都市再生緊急整備地域」の候補地域に設定しました。
候補地域となったのは、金沢駅から武蔵ケ辻、南町、香林坊、片町に至る都心軸沿線です。
このエリアでは、金沢エムザの建て替えや日銀金沢支店の跡地利用、金沢都ホテル跡地など課題が山積していて、市は去年12月、候補地域にするよう内閣府に申請していました。
指定されれば、税制上の優遇や金融支援などが受けられるほか、高さ制限にとらわれない自由度の高い開発が可能な「特別地区」が設定できるようになります。
市は今後、指定に向けて国などと準備協議会を設置し、エリアや整備方針を取りまとめることにしています。
村山卓 市長は、「国・県と連携を図りながら民間による開発の機運を高め都心軸全体の面的整備の促進につなげていきたい」とコメントしています。