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輪島市に新たな津波観測装置を設置 気象庁

2024年1月14日 18:30
輪島市に新たな津波観測装置を設置 気象庁
元日の地震と津波の発生後、能登半島北部で津波の観測ができなくなっていましたが、気象庁は14日、石川県輪島市に新たな津波観測装置を設置しました。

市木亮 記者
「輪島港では津波の観測装置の設置作業が進められています」

14日、気象庁は輪島市の輪島港を管理する国土交通省港湾局とともに、クレーンを使って津波観測装置を設置しました。

元日の能登半島地震では、輪島港で津波の第1波を観測した後データが途絶えました。

国土交通省港湾局 技術管理室 瀬水幸治(せみず・こうじ)計画係長
「(輪島港で観測ができなくなったのは)地震による地盤隆起が原因ではないか」

また珠洲市長橋(ながはし)でも海底が隆起し、津波が観測できない状態となっていました。

気象庁 環境・海洋気象課 野崎太(のざき・ふとし)調査官
「能登半島北部で、潮位の観測ができない状態が続いていたのを解消するのが第一の目的」

新たな観測装置の設置によって、気象庁のホームページから輪島港の潮位や新たな津波が押し寄せた際、津波の到達や高さを確認することが可能になるということです。

気象庁ではデータの確認が取れ次第、早ければ15日から運用を開始したいとしています。

なお、珠洲市長橋の観測点については復旧の目処が立っていません。