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警察消防自衛隊…雨中の一斉捜索 200棟焼失の朝市火災現場 県内の死者203人に

2024年1月10日 13:07
警察消防自衛隊…雨中の一斉捜索 200棟焼失の朝市火災現場 県内の死者203人に
能登半島地震の発生から、10日目。

大規模な火災が起きた輪島朝市では10日も、警察などの一斉捜索が続けられています。
中継です。北嶋さん。

(中継)
NNN取材団・北嶋大聖記者「雨が降り続く中、2時間ほど前、捜索が再開されました。現場ではドローンなどを使って大規模な捜索が行われています」

【地震発生当時映像】
「元日に発生した地震で震度6強を観測した輪島市では、
観光名所の朝市通りで大規模な火災が発生し、店舗や住宅などおよそ200棟が全焼、国土地理院によりますと、
およそ4万8000平方メートルが消失したとみられています」

【輪島朝市での捜索映像】
「石川県警などは、きのうから、150人を超える態勢で一斉捜索を行っていて、けさも午前9時に、警察や消防が現場に集まり、捜索を再開しました」

石川県によりますと、能登半島地震で、10日午前9時までに、203人の死亡が確認され、安否不明者は68人、輪島市が43人で最多となっています。

石川県警などは、13日まで一斉捜索を続け、被害の全容把握を進める方針です。

【福祉避難所の映像】
「一方、石川県によりますと、震災後に、ケガの悪化や疾病などが原因で亡くなるいわゆる“災害関連死”が、
能登町(のとちょう)で新たに1人確認され石川県内で7人にのぼります」

「被災後の生活環境の改善が課題となる中、輪島市では、医療従事者が運営する“福祉避難所”が開設され、特別な支援が必要な高齢者や体調を崩した人の受け入れが、きのうから本格的に始まりました。」(ここまで1分25秒)
高齢女性「生まれたところやからね」「今はいい生活やわね」「みんなで集まってくるだけいいじゃない」

(中継)
NNN取材団・北嶋大聖記者「石川県によると、特に、ここ輪島市では、インフルエンザやコロナウイルスの感染拡大が問題となっていて、避難生活が長引く恐れがある中、“災害関連死”を防ぐ環境の改善が急がれます」
「以上、石川県輪島市から中継でした」