助けを求める人がいる限り…能登の被災者に寄り添う自衛隊の活動に密着
大地震の影響でいまだに孤立集落も存在するなか被災地では日々、自衛隊が活動しています。
物資の支給や要介助者の搬送など自衛隊の活動を取材しました。
1月6日、輪島市内の沿岸部で自衛隊が出会ったのは孤立集落を抜け出した住民たち。
道路が崩落し、市の中心部に進めなくなっていたため手助けすることに。
住民「ありがとうございます」
自衛隊の目的は支援物資を届けること。
さらに、先に進むと。港には、別の住民の姿が。
自衛隊員「パンとか、ガスコンロのガスとか、持って来たんで、どこ置きます?」
パンやガスボンベなどを被災者の車に積み込みます。
しかし、住民たちはもうひとつ、問題を抱えていました。
自衛隊員「準備だけしてもらっていいです?」
道路状況が悪く、病院への移動がままならない中、体調を崩した要介助者や医療ケアが必要な人をどうするか。
こちらの女性の夫も治療が必要な状態でした。
自衛隊員「もう1回電話しますけど、あっ電話電話電話!」
自衛隊が要請したのは病院へのヘリでの搬送。
自衛隊員「あ~はいはい、降りれると思います、こっち。大至急、来てほしいんで、またこっち電話お願いします」
しばらくすると…
自衛隊のヘリが到着しました。
到着を待っていた夫婦は。
妻「うれしいです。皆さんのおかげで助かります」
夫の男性にも安堵の表情が浮かびました。
ほかにもケアが必要な人が自衛隊のヘリへ。
助けを求める人を救うため彼らの活動は続きます。