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能登半島地震 雪の被災地…復旧活動に支障 避難所では体調不良訴える患者が続出

2024年1月8日 21:04
能登半島地震 雪の被災地…復旧活動に支障 避難所では体調不良訴える患者が続出

石川県内は7日から被災地の能登を中心に雪となり、復旧に向けた活動などに支障をきたしています。
珠洲市内にある避難所から中継です。

酒井さん。

(中継)
酒井拓海記者「はい、雪が降る珠洲市直小学校です。この避難所にはおよそ160人が寝泊まりしています。
この珠洲市には午後6時現在11センチの積雪があり、私がいるここにも雪が積もっています」
「この寒さで体調を崩す人が続出しています」

避難している女性「風邪気味になってのどから鼻から」「1週間くらいたつがここ2、3日寒さが堪える」
「あったかい着るもの(が欲しい)少しまた寒いので」

酒井記者「珠洲市内で医師や看護師でつくる医療スタッフが各避難所を巡回し体調不良者を診察しています。
発熱やせきを訴える患者が続出しています」
「また この雪がスタッフを運ぶ車の行く手をはばんでいます」

「避難所に向かう途中で車が雪道をのぼれず荷物を手で持ち運ばざるをえなかったり避難所に行くのに時間がかかっているということです」
「本当は行くはずだった手の届きにくい避難所にもいくことができなかったということです」

(中継)
ここでは段ボールを敷いたり畳を敷いたりして防寒対策をとっていますが避難所のスタッフはセーターや靴下など暖かい服さらには感染症対策の消毒液などが不足していると話していました。

市川アナ「そちらの避難所ではトイレはどうなってますか?」
酒井記者「仮設トイレがきょうようやく1台が追加して3台になりました。お年寄りは和式の仮設トイレが使いにくく困っているという声もあります」

市川アナ「珠洲には特に高齢の方も多いですが、薬などは足りているんでしょうか?」
酒井記者「移動式薬局が珠洲市に到着しました。ここ珠洲市では巡回診療に帯同して岐阜県薬剤師会が移動式薬局の車両が回っていて医師の処方箋をその場で受けて薬を渡しています」
「なかには 持病薬が壊れた家にあり持ち出せないという人もいて安堵の声が聞かれました」

市川アナ「ありがとうございます。気を付けて取材を続けてください」