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被災地訪問し“悪質商法”の疑い 神戸市の会社役員ら男4人逮捕 ブルーシート取付工事で契約解除の記載なし

2024年2月7日 20:27
被災地訪問し“悪質商法”の疑い 神戸市の会社役員ら男4人逮捕 ブルーシート取付工事で契約解除の記載なし
能登半島地震で被災した住宅にブルーシートを取り付ける工事を巡り、契約の解除に関する事項が記載されていない書面を交付するなどしたとして、石川県警は7日、兵庫県に住む男4人を特定商取引に関する法律違反の疑いで逮捕したと発表しました。

逮捕されたのはいずれも兵庫県神戸市に住む会社役員の男(45)や自称・リフォーム業の男(26)ら男4人です。

警察によりますと、4人は1月3日、能登半島地震で被災した七尾市内にある70代の女性の家を訪れ、ブルーシートの取付工事の契約を交わした際、契約解除などの、法律に定められた事項が記載されていない不備な書面を交付した疑いです。また、別の家の60代の男性に対しては、書面自体を交付しなかった疑いが持たれています。

警察は、男性の親族から「ブルーシートをかけただけで10万円という法外な請求をされた」という相談を受けて捜査を進め、4人の容疑者を特定しました。警察は地震の被災地を訪れての悪質商法の疑いもあるとみて、余罪の有無などについても調べています。4人の認否については明らかにしていません。