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「町野の人の勇気になれば」 豪雨被害の輪島のスーパー 30日から本格営業

2024年11月29日 18:33
「町野の人の勇気になれば」 豪雨被害の輪島のスーパー 30日から本格営業
奥能登豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市のスーパーが、30日から本格的に営業を再開させることになりました。そこには、少しでも地域の役に立ちたいという店主の思いがありました。

輪島市町野町で唯一のスーパーマーケット「もとやスーパー」。
店では3代目の本谷一知さんらが30日の本格オープンに向けて準備に追われていました。

もとやスーパー・本谷一知さん:
「最終的に売り場に穴が無いか、お客さんが見てどう思うか。所狭しと商品並べてお客さんに喜んでいただければ」

9月の奥能登豪雨で近くの川があふれ、ほとんどの商品が流されてしまったもとやスーパー。一度は店を閉めることも考えたといいますが…

災害ボランティアの助けもあり、11月から建物の一角に設けた仮店舗で営業を再開。その後、陳列棚を新たに設置し、今では多くの商品が並ぶようになりました。

本谷さんは、30日の本格的な営業再開にこぎつける事ができたのは、店を頼りにしてくれる住民の存在があったからだと話します。

もとやスーパー・本谷一知さん:
「やっぱり気持ちに応えられる人間になりたい。自分だけだったら場所を変えることを考えたと思う。(営業再開)まで出来たんだと、町野の人の勇気になればなと思いますね」

本格オープンを迎えるもとやスーパー。これからも町野町で店を開き続け、住民の生活を支えていきたいとしています。

最終更新日:2024年11月29日 18:33