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【解説】「熱中症警戒アラート」が出たら…どう対応? ことしからは「特別」警戒も

2024年7月18日 18:48
【解説】「熱中症警戒アラート」が出たら…どう対応? ことしからは「特別」警戒も
市川栞 キャスター
「木曜日は報道部の気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。小野さん、きょうは、午前中外で取材をしたのですが、とても暑かったです!」
小野和久 気象予報士:
「梅雨明けしたかのような天気と気温でした」

「きょう正午の天気図です。梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込みました。晴れて、日差しも強かったため、県内は厳しい暑さになりました。あすの予想天気図を見ていきましょう」

市川
「あすも暖かい空気が流れ込むんですね」
小野
「ただ、低気圧と前線が少し、県内に近づくため、天気は下り坂です。気象台の週間予報を見ていきましょう」

「あすとあさっては、雨の降る時間があるでしょう」
市川
「小野さん、23日火曜日からは晴れのマークが続きますね。いよいよ梅雨明けの予感が…」
小野
「北陸地方の平年日は7月23日です。火曜日に明けると平年とピッタリ同じ日になります。いまの時期の最高気温は30度、最低気温は24度くらいが平年並みですので、特に、最高気温は33度、34度と厳しい暑さが続くでしょう」
市川
「朝の最低気温も高いですね。熱帯夜が続きます。体調には、本当に気を付けないといけませんね」


小野
「さて、きょうは、熱中症警戒アラートについてです」
市川
「県内では、きょうことし初めて発表されましたね」
小野
「アラートは、環境省の「暑さ指数」を利用していて、基準を超えたら発表されます」

小野
「指数の「計算の割合」は、気温が1割、湿度が7割、輻射熱(ふくしゃねつ)という日差しや、熱の照り返しなどが2割です」
市川
「湿度が高いと、からだに熱がこもりやすいから湿度の割合が大きいんでしたね。きょうのように、アラートが出された場合に気を付けたい点を改めて教えてください」

小野
「環境省から出ている主な「行動の目安」では…
・なるべく外出を避け、昼夜を問わずエアコン等を使用、
・こまめに休憩をとり、水分・塩分を補給、
・暑さに気付きにくいお年寄りや子どもたちに周囲から声かけをする、
・外での運動は、原則、中止・延期する…
などの指標があります」

「そして、ことしから、このアラートのワンランク上、「特別警戒アラート」が新設されました」
市川
「さらに、危険な状態になると予想されるときですね」

小野
「環境省と気象庁によりますと、人の健康に、重大な被害が出るおそれのある「過去に例のない広域的な危険な暑さが想定されるとき」に発表されます」
市川
「警戒アラートが出ている・出ていないにかかわらずこれからの時期は、本当に注意しないといけませんね」
小野
「そうですね。最後に、きょうは北陸4県の気象台の週間予報で、この先の天気を確認しましょう」

「4県とも、月曜日までは雨やくもりでしょう。火曜日からは、晴れる日が多いでしょう。この先は、4県とも35度に迫る暑さが続くでしょう」
市川
「梅雨明けの日も気になりますが、暑さには十分に警戒しないといけませんね」