「鎮魂の日」被災地能登からも祈り 東日本大震災から13年
「黙とうをお願いします」
午後2時46分。
大規模な火災に見舞われた輪島朝市でも、13年前の東日本大震災で犠牲となった人たちへ祈りを捧げました。
鎮魂の日のきょう、営業再開を目指す商店に出店場所を提供しようと輪島市では復興市が開かれ、自慢のまんじゅうなどが販売されました。
購入した人:
「こういうようなもんがずっと並んでおったもんでね。涙出るあそこ見たら。でも元気になる。頑張ります」
出店した中浦屋・中浦政克 代表:
「お互いに被災地同士協力したり支援し合う状況が続いているので私たちも一歩踏み出したよということを東北の方々にも伝えたかった」
この復興市はNPO法人が企画し、今後も同様の復興市を開きたい、としています。
一方、復興に向けた祈りは金沢市でも…。
「黙とう」
黙とうを捧げていたのは東日本大震災を機に福島などから北陸に避難した人とその支援者でつくる「11の会」のメンバーです。
11の会では毎年3月11日に集会を開いていますが、ことしは元日の能登半島地震で被災し、金沢などに避難している人も招きました。
「13年前どんなふうにして気持ちを立て直して復興に向けて頑張られたのか話が聞けたらいいなと思って」
「少しでも前向きな気持ちでこれから過ごしていきたいので」
11の会 森島 幹博代表:
「生活もどうなるかわからない気持ちでいる方多くいるかと思うのでそういった方とつながって少しでも話し合える場所としてこの場所を使って出会えればと考えています」
「11の会」では今後も能登の被災者との交流会を今後も定期的に開きたいとしています。