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”特急銀座”支えた北陸本線の顔にお別れ 特急サンダーバード 今夜がラストラン

2024年3月15日 18:34
”特急銀座”支えた北陸本線の顔にお別れ 特急サンダーバード 今夜がラストラン
北陸新幹線の延伸開業に伴い、慣れ親しんだ特急「サンダーバード」が、きょう、石川県内でラストランを迎えます。

能登半島地震で大きな被害を受けた和倉温泉。
特急サンダーバードは1日1往復和倉と大阪直通で運行されていましたが…
きょう午前10時過ぎの列車が和倉から大阪行きのラストランとなりました。


「全部あしたから敦賀止まりになるので、サンダーバードに会いに行くには敦賀に行かないと会えないので寂しい」
「乗せてくれてありがとう」

高度成長期の1964年から、大阪と金沢、そして富山を結んだ「雷鳥」。

その後継として、1997年にデビューしたサンダーバードは、国鉄時代から「特急銀座」と呼ばれた北陸本線の顔として、観光や帰省など、石川の移動を支えてきました。

能登を代表する観光地和倉温泉は、地震で大きな被害を受け、大半の旅館やホテルがいまなお休業しています。
地元では不安の声も。

販売店店員 堀井敏江さん:
「直通だったものですごい心強か ったからこれがなくなるとちょっと戸惑いがある」
「あとはここらへんの復旧。がんばってやっていく」

県内を走る記憶はいつまでも…

サンダーバードは今夜、金沢発の列車も最後となり、あす以降の運行は、大阪・敦賀間に短縮。
金沢から敦賀までの間は延伸する北陸新幹線に引き継がれます。