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避難所に子どもの居場所を 学校再開も家の片づけや仕事に追われる親の支援にも

2024年1月29日 20:14
避難所に子どもの居場所を 学校再開も家の片づけや仕事に追われる親の支援にも
能登半島地震の被災地では地震を経験した子どもたちの居場所を作り支援する動きが広がっています。

人々の生活を一変させた能登半島地震。

今も多くの人が避難生活を余儀なくされ被災した人たちの心には負担が重くのしかかっています。

そんななか避難所になっている七尾市矢田郷地区のコミュニティセンターには毎日子どもたちの笑い声が響いています。

■利用している親子
子ども「ここめっちゃ楽しいうん!Q何が楽しいタブレットー!!!」
母親「こないだ新しいお友達できてんね?うん。ここに来たら友達に会えるので 私らもとても安心。(スタッフの)お兄ちゃんお姉ちゃんたちがとても親切なので助かります。 助かる。仕事にいったりほか にも兄弟いるのでその子の送迎をしたり」

ここはNPO法人が地震直後から運営している一時預かり所で4歳から18歳までの子どもたちが午前9時から午後5時まで毎日無料で利用できます。

■NPO法人カタリバ稲葉将大さん
「友達と遊んだり体を動かしたり時には勉強したりして日常を少しでも取り戻せすことができるような居場所をつくりたいと考えて運営をしております。」

授業を再開する学校が増えている一方午前中だけのところも多く仕事や家の片づけに追われている親の中には子どもの預け先を探している人がいるのも事実です。

1日でも早く日常を取り戻そうとする親たちが安心して子どもを預けられるように。
地震から1か月を前に厳しい寒さが続く被災地で、あたたかな笑顔や笑い声が広がっています。