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“機動型”の津波観測装置 珠洲市に設置、県内全地点で観測復活 電波飛ばし潮位変化を捉える

2024年2月8日 19:05
“機動型”の津波観測装置 珠洲市に設置、県内全地点で観測復活 電波飛ばし潮位変化を捉える

地震の影響で津波などの観測ができなくなっていた珠洲市に、気象庁は8日、新たな観測装置を設置しました。

設置したのは“機動型”の津波観測装置で、水面まで電波を飛ばし、潮位の変化や津波などを観測します。ソーラーパネルや風力発電の他、5日分のバッテリーも備えられていて、通信が途絶えたときも運用できるということです。

地震の影響で、気象庁が使用する県内の観測点のうち、珠洲市や輪島市で津波の観測ができなくなっていました。輪島市では先月、観測装置が設置されており、珠洲市での設置完了により、県内にある気象庁の観測点全てで観測が可能になります。

気象庁 大気海洋部 環境・海洋気象課 市川真人調査官
「引き続き津波に注意が必要な状況です。注意報、警報が出たら速やかに逃げる行動を取っていただきたい」

気象庁は正確なデータが収集できるか確認を進め、早ければ9日(金)から運用を開始するということです。