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珠洲市に“機動型”津波観測装置を設置 水面まで電波を飛ばして潮位の変化捉える ソーラーや風力で発電

2024年2月8日 12:00
珠洲市に“機動型”津波観測装置を設置 水面まで電波を飛ばして潮位の変化捉える ソーラーや風力で発電
能登半島地震の影響で津波などの観測ができなくなっていた石川県珠洲市の飯田港に、気象庁は8日、新たな観測装置を設置しました。

設置作業は午前10時から、気象庁の職員や作業員らによって進められました。設置された「機動型津波観測装置」は、水面まで電波を飛ばして潮位の変化や津波などを観測します。

ソーラーパネルや風力発電の他、5日分のバッテリーも備えられていて、悪天候が続いても運用できます。

気象庁によりますと、地震の影響で、気象庁が使用する石川県内の観測点のうち、珠洲市や輪島市で津波の観測ができなくなっていました。気象庁はこの後、正確なデータが収集できるか確認し、早ければ9日(金)から運用開始することにしています。

輪島市ではすでに輪島港に観測装置が設置されており、珠洲市での設置が完了すると、石川県内の気象庁の観測点全てで観測が可能になります。