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輪島市の千枚田 5月の田植えに向け修復開始 クラウドファンディングの目標到達

2024年2月29日 11:46
輪島市の千枚田 5月の田植えに向け修復開始 クラウドファンディングの目標到達
能登半島地震の発生からあすで2か月。地震で被害を受けた石川県輪島市の観光名所白米千枚田では、5月の田植えに向けて修復の動きが出始めました。

NNN取材団・辻 百花記者:
輪島市の白米千枚田です。日本海を望む斜面に1000以上の棚田が連なり美しい景色が広がる場所ですが、ここも地震による被害を受けました。

白米千枚田は、棚田のあちこちに亀裂が入り、現在は、手つかずの状態になっています。

地震により道路が寸断され、一時孤立集落となったこの地区では、田んぼを管理する地元メンバーの多くが金沢市などに避難を余儀なくされていますが、5月上旬から行う田植えに向け、補修を進める活動が始まりました。

棚田の修復などのためのクラウドファンディングでは、目標となる1000万円が集まっていて、今年もできるだけ多くの米を作れるよう作業を進めるということです。

一方、石川県内では、依然として地震の影響が続いていて、県が発表した意向調査では、旅館やホテルなどに2次避難しているおよそ1800世帯、4200人のうち7割近くが自宅が損傷して戻れないと回答しました。

地震からあすで2か月。復旧の動きがる一方、被災者の生活が戻るにはまだ時間がかかりそうです。