復旧の迅速化に期待 能登の被災地結ぶ「大動脈」 対面通行が可能に
元日の地震でこれまで一部区間で片側交互通行が続いていたのと里山海道・能越道が10日から全ての区間で対面通行となりました。
リポート・重盛 友登 記者
「午前10時です。能登へつながる大動脈、のと里山海道の全区間で対面通行が可能となりました」
元日の地震からおよそ8か月が経った10日。「のと里山海道」・「能越道」では全ての区間で対面通行が可能となりました。
ことし7月には全ての区間で通行が可能となっていましたが、越の原インターチェンジと穴水インターチェンジの間にある能登大橋付近では、橋を支える盛り土が崩落するなどしていたため片側交互通行が続いていていました。
この区間で盛り土の修復と地盤の強化などを行う応急復旧が完了したことで、10日から全ての区間での対面通行が再開しました。
国や県は支援車両や工事車両などの交通の利便性が上がるとして復旧作業の迅速化に期待を寄せています。
一方で未だ勾配が急な箇所があるほか路面の状況も万全ではないため順次、復旧作業が進められていますが通行の際には引き続き注意するよう呼び掛けています。