破砕され発電燃料に 能登半島地震で発生の災害廃棄物 七尾港から新潟へ海上輸送開始
能登半島地震に伴い七尾市内で発生した災害廃棄物について、10日から新潟県での処理に向けた船による輸送が七尾港で始まりました。
今回、海上輸送する災害廃棄物は、七尾市の公費解体で発生した木くず2000立方メートルです。
船への積み込み作業は、10日午前8時から始まりました。
午後には七尾港を出航する予定で、新潟県に到着したあと、木質バイオマス発電施設で破砕され、発電燃料として使用されるということです。
七尾市環境課・杉吉 勝郎 さん:
「公費解体が進むにつれまして 災害廃棄物を円滑に処理するため、本日から海上輸送を開始しました。これまでの陸上輸送に加え海上輸送により、災害廃棄物の処理がスムーズになると考えております」
七尾市では、今後も引き続き状況に応じて海上輸送を実施する予定です。
石川県内での災害廃棄物の海上輸送は、能登町、珠洲市、穴水町に続き、今回の七尾市で4か所目となります。
最終更新日:2024年12月10日 11:50