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神戸から能登へ祈り「ともに助け合おう」「一人ではない」阪神・淡路大震災から29年 

2024年1月17日 20:13
神戸から能登へ祈り「ともに助け合おう」「一人ではない」阪神・淡路大震災から29年 
能登半島地震の発生から17日目となるきょう1月17日。
29年前に阪神・淡路大震災が発生した日です。

この日は兵庫県の各地で追悼行事が行われ、能登半島地震で被災した人たちを支えたいという声が多く聞かれました。

午前5時46分、神戸市で行われた追悼行事で、犠牲となった6434人に鎮魂の祈りが捧げられました。灯籠を並べて、「ともに」という文字が描かれました。

能登半島地震で被災した人たちに「一人ではない」「ともに助け合おう」と伝えたい想いと、阪神・淡路大震災を経験した人が少なくなる中、世代を超えて語り継ぐという想いが込められています。

阪神・淡路大震災で息子を亡くした女性「孤独の中にいると思いますが、必ず出会いがあるから、その出会いによって少しの喜びを大きな幸せにしていきましょう。負けないように、今負けないように頑張りましょう」
当時被災した人「今は大変だけど、ずっとそれが 続くわけではないからねという ことはもちろん言いたいですけど、能登の人たちは今はそんなどこ ろではないけど、希望を失わな いようにしっかりとつながって いきたいです」

(黙とう)
元日に最初の揺れが起きた午後4時10分、亡くなった人たちへの追悼の思いと、助かった人たちがこれ以上苦しまないために神戸から北陸に向けて黙とうが捧げられました。

今はまだ、個人のボランティア活動は控えるよう呼びかけられていますが、阪神淡路大震災が起きた29年前の被災地から、そして、全国から何とかして力になりたいという想いが寄せられています。

生きる希望につながる支援は必ず届きます。