石川・小松市に「1.5次避難所」増設 馳知事は移送の取り組み加速に意欲
石川県は17日、高齢者や障害者、乳幼児などの要配慮者とその家族を受け入れる「1.5次避難所」について、18日から小松市の小松総合体育館にも開設すると発表しました。
1.5次避難所はこれまで、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターと隣接する産業展示館2号館に開設されています。小松総合体育館には17日中に約20人分のテントを設置し、18日から受け入れが可能です。今回の増設で、1.5次避難所の受け入れ可能人数は3施設あわせて約910人となりました。
増設に伴い、奥能登から小松総合体育館へは航空自衛隊の輸送機で「のと里山空港」から「小松空港」に被災者を移送する新たなルートができる予定です。
17日午後2時現在、1.5次避難所への避難者は260人にとどまっています。馳知事は「引き続き、1.5次避難所や2次避難所への移送や、孤立集落からのまるごと移送の取り組みを加速していきたい」としています。