「すごく助かります」珠洲市宝立町で倒壊家屋の撤去作業本格化
市内のおよそ半数が全壊した珠洲市では倒壊した家屋の瓦屋根などの撤去作業が本格的に始まっています。
■NNN取材団小林勇大リポート
「珠洲市宝立町では地震と津波によって倒壊した家屋が道路に流れ込んでいましたがその撤去作業が行われています」
珠洲市では市内にある家屋の半数にあたるおよそ3000戸が全壊し倒壊した家屋の瓦屋根などが路上に散乱しています。
そのため電気工事などの作業車が入れない状態が続いていますが30日宝立町春日野地区にショベルカーなどの重機が入り、撤去作業が行われました。
■インタビュー 住民は
「ここ車が通ってもらわないと家の被害も全然見に来れないはず。大きい機械も持ってきてくれるのですごく助かりますね」
撤去作業には住民の許可が必要で市によりますと宝立町の主要道路について31日までに作業を終える予定だということです。
珠洲市内では今もほぼ全域で断水・停電が続いていて、この作業を機に復旧に向けた動きが進むことが期待されています。