焼失建物の滅失登記が完了 大規模火災の輪島朝市で公費解体始まる
元日の地震による大規模な火災で多くが焼失した輪島市の朝市通り周辺について、持ち主に代わって市が解体撤去する公費解体が始まりました。
多くが焼失した輪島市の朝市通り周辺では、建物としての機能が失われたとする「滅失登記」の手続きが完了したため、所有者の公費解体の申請が簡略化されることになりました。
これにより一気に申請の受理が進み、朝市通り周辺の100棟について、5日から、解体作業が始まりました。
輪島市 公費解体推進室・友延和義 次長:
「とにかく片づけを、そこがわれわれの責任だと思っているので、先を見据えるためにも一日も早く解体を進めたいという思いです」
また、輪島市では、3日の震度5強の地震により損傷した家屋の崩落や倒壊が相次いでいることから、市が地元業者に直接発注できる緊急解体を再開させるということです。