地震で校舎使えず…消防署で合同入学式 輪島の6つの小学校 2学期からは仮設校舎で
県内各地の公立小学校はきょうが入学式のピークです。
このうち、元日の地震で校舎が使えなくなった輪島市の小学校は、合同での入学式が行われました。
真新しい制服を着て保護者と一緒に会場へ向かう新1年生たち。
ランドセルはまだ…ちょっと、重そうです。
輪島市ではきょう、公立小学校9校のうち、校舎が被災した鳳至小、大屋小などの6校が、3校ずつ2回に分けて輪島消防署で合同の入学式を行いました。
新1年生たちは自分の名前が呼ばれると、元気よく返事をし、鳳至小学校の山岸多鶴子 校長が地震に触れた上で、「周りにたくさんの友達がいる。楽しく元気に過ごしていきましょう」と呼びかけました。
輪島市の公立小学校の新1年生は、9校であわせておよそ70人。
市によりますと震災前の見込みから2割ほど減ったということですが、子どもたちはこれから始まる学校生活に胸を膨らませているようでした。
(Q.どんなこと楽しみですか?)
児童:「宿題」
(Q.友達何人くらい作りたいですか?)
児童:「1000!」
保護者:
「地震あってどうなるかと思ったんですけど」
「たくましく元気にいつもニコニコと過ごしてもらえればなと思っています」
また、きょうは平昌オリンピックのスケルトン代表で輪島市出身の小口貴子さんからお菓子やクリアファイルが贈られました。
震災の影響で、輪島市では当面、6つの小学校が輪島中学校の校舎を使用することになっていて、2学期からは、河井小学校に建設される仮設校舎で授業を受けるということです。