震災の記憶を車窓で語り継ぐ…のと鉄道が「語り部列車」運行に向け三陸へ
のと鉄道の社員たちは石川から800キロ以上離れた岩手県を走る三陸鉄道の列車に乗っていました。
この列車は「震災学習列車」と呼ばれ、沿線の風景を通して東日本大震災の当時と今の状況を知ってもらうというもの。
のと鉄道では能登半島地震で、線路が土砂にふさがれたり、駅のホームが損壊するなど大きな被害を受けましたが、4月6日に全線再開しています。
この列車は「震災学習列車」と呼ばれ、沿線の風景を通して東日本大震災の当時と今の状況を知ってもらうというもの。
のと鉄道では能登半島地震で、線路が土砂にふさがれたり、駅のホームが損壊するなど大きな被害を受けましたが、4月6日に全線再開しています。
のと鉄道でも地震の被害を伝える「語り部列車」を運行する予定でその準備を進めています。
のと鉄道・宮上哲夫 総務部長:
「パンフレットとかをお配りするんじゃなくて、こうやってパネルで見せるんですね」
三陸鉄道・千代川らん さん:
「資料は配りません。やっぱり自分の声で伝える事が一番ですし」
この日参加した4人の内3人は客室乗務員。
語り部列車の参考にするため三陸鉄道の社員と意見交換をしたほか、「震災学習列車」からの風景を実際に見ることで震災の伝え方を肌で感じていました。
のと鉄道客室乗務員・牛上智子さん
「ありのままを伝えて胸に刺さるなと思ったので、本当に自分もそうしていこうという思いが強くなりました。能登ってあるんだよという事、きれいな景色もあるので、見て欲しいなって思います」
のと鉄道では、三陸鉄道で体験したことを参考に、語り部列車を9月から運行する予定です。