被災地の看護師募集に全国から40人超の応募 奥能登では65人が退職の意向
奥能登の公立病院では退職の意向を示す看護師が相次ぎ人材の確保が課題となっています。
こうした中、奥能登を勤務地とする看護師の募集に対し、全国から40人を超える応募があったことがわかりました。
県などによりますと自宅が被災し生活再建の見通しが立たないといった理由から奥能登の4つの公立病院では3月末までに合わせて65人の看護師が退職の意向を示しています。
きょうの県議会 一般質問の答弁で馳知事は奥能登の公立病院を含む医療機関や高齢者施設などで中長期的に勤務可能な看護師を募集したところ全国から40人を超える応募があったことを明らかにしました。
馳知事:
「奥能登の病院機能の維持に向けて、必要な看護師を確保することは、非常に重要な課題と認識しています。」
「引き続き、能登地域の医療ニーズの見通しなどを踏まえながら必要な看護師の確保に向け、しっかりと取り組んでいきたい」
また、県では看護師の離職防止に向けて病院敷地内に職員用の仮設住宅の整備を進めているほか、元の病院に在籍しながら、別の公立病院で勤務を継続する「在籍出向」についても調整を行っているということです。