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孤立集落から金沢市への一斉移送 「考えなければならない時期」馳知事が発言 能登半島地震

2024年1月11日 17:34
孤立集落から金沢市への一斉移送 「考えなければならない時期」馳知事が発言 能登半島地震
能登半島地震で、奥能登の孤立集落の解消が進まないなか、石川県の馳知事は、11日に県庁で開かれた災害対策本部員会議で「孤立集落の避難者を、金沢市に一斉移送することを考えなければならない時期に来ている」との見解を示しました。

奥能登の4つの市と町では地震で道路が寸断され合わせて22地区・2562人が孤立していて、このうち輪島市の西保地区が最も多く、754人となっています。

11日午前には孤立している輪島市鵠巣地区で、自衛隊による物資の輸送が行われましたが、孤立の長期化も見込まれ、住民は不安を募らせています。

会議にオンラインで参加した輪島市の坂口茂市長は、避難所では感染症がまん延するおそれも出ているとした上で、「一時的に市外に避難をしていただかざるを得ない」との考えを示しました。