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畜産農家が支援訴え「我々は避難できない」 家畜が死んでしまう… 坂本農水相と馳知事との意見交換会

2024年2月4日 19:33
畜産農家が支援訴え「我々は避難できない」 家畜が死んでしまう… 坂本農水相と馳知事との意見交換会

坂本農林水産大臣と馳知事は4日、被災した農業関係者との意見交換を行いました。出席者からは被害の現状と支援を訴える声が相次ぎました。

穴水町の「JAのと」本店で行われた坂本大臣と馳知事との意見交換会には奥能登の農業関係者らが出席し、農地の地割れや土砂崩れなどによる被害の状況が報告されました。

能登牧場 平林将専務取締役
「我々、畜産農家は避難できません。避難すると自分たちが育てている牛や豚、鶏が餓死する」

JAのと 藤田繁信代表理事組合長
「この地で農協が本当にやっていけるのかといった危機に直面している」

出席者からは、農業の復興に向けて国や県の早急な支援を求める声が相次ぎました。

坂本哲志農水相
「営農の再開ができるのか、そういう不安が本当に募っているという思いがいたしました。それに私たちが応えることが責務でございます」

馳浩知事
「生産者と団体の声を聴きながら、政府に対しても相談しながら(支援策を)判断してきたいと思っています」