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決戦の日まであと4日 高校相撲金沢大会 ワンチームでつかむ黒鷲旗 金沢学院大附属

2024年5月15日 18:37
決戦の日まであと4日 高校相撲金沢大会 ワンチームでつかむ黒鷲旗 金沢学院大附属
4日後に迫った第108回全国高校相撲金沢大会。卯辰山の土俵に熱く燃える青春のぶつかり合いが始まります。栄光の黒鷲旗を石川の地に取り戻す…地元・石川の注目校に迫ります。

地元の強豪校のひとつ、金沢学院大学附属。

他の強豪とちょっと違うところはというと…
高校生に混じって練習するのは中学生に…大学生…
そして…女子の部員も。

徳田 哲雄 監督:
「女子も増えて相撲部員自体も、大学生も中学生もみんなで稽古する中で、毎日活気のある中で稽古できているので、それはありがたいことだと思う」

世代も、性別も超えワンチームとして戦う金沢学院大学附属高校、去年ベスト16に沈んだ強豪校の卯辰山にかける思いに迫ります。

徳田監督:
「去年のメンバーが2人残ってるし、今、キャプテンの篠選手がけがで1年間出られなかったけど、今年は復活して3年生がメインのチームになっている」

ことしの先鋒は3年生の篠宗磨選手。
おととし、1年生で出場した卯辰山は惜しくも準優勝。あと一歩、黒鷲旗に届きませんでした。

篠選手:
「昨年一年間、けがで大会にも練習にも参加できず、本当に苦しい思いをしてきたので、その思いもしっかりぶつけられるように全力でがんばっていきたい」

ズバリ、今のコンディションは?
「コンディションはいい感じです」

徳田監督:
「本人がもう何とか今年は勝負したいという気持ちが誰よりも強いと思いますので、思い切って力を出し切ってくれれば、結果はあとでついてくるものかなと思っています」

監督から信頼も厚いキャプテンの篠選手。自身の強みを聞いてみると…
「相手の対応力。相手がどう攻めてきても、しっかりと対応して自分の形に持っていきたい」

そして、中堅は去年に引き続きメンバー入りした3年の大家丈力選手。
大将も2年連続出場の3年、木原康生選手です。
ことしのメンバーは3人が全員3年生。
最後の卯辰山です。

木原選手:
「去年はベスト16だったので、今年はもっと上にいけるようにがんばりたい」
大家選手:
「去年は優勝できなかったので、今年は絶対優勝できるようにがんばりたい。10キロはギリいかないくらい増えました。去年よりは強いと思う」
徳田監督:
「去年1年間、2年生としていろいろな大会で出場する機会があったんですが、どこで相撲とっても通じないというところもすごく実感したところで、この冬やっぱり自分たちにとって足りない部分、体が小さい部分だったりとか、自分らなりに考えて一生懸命ごはんを食べて体を大きくするとかウェイトトレーニングに取り組むとかってことを彼らなりにがんばってきた成果というのが今年出たらいいなと思います」

この3人、全員が同じ中学出身で中学時代から切磋琢磨してきた仲。
チームとしての団結力はほかの高校には負けません。
大家選手:
「全員同じ学年なので、仲もよくて団結して相手を倒すチームになれると思う」
篠選手:
「チーム一丸となってがんばりたい」
徳田監督:
「中学校から一緒にずっとやってきているメンバー。チームワークの部分で言えば他のチームに負けることはない。当たって砕けろ、じゃないですけど、全力でぶつかっていくという気持ちでがんばってほしい」

「目標は団体優勝!」
「目標は優勝!」
「絶対優勝!」

中学生のころから築いてきた強い絆を武器に卯辰山の頂点を目指す金沢学院大学附属高校。
黒鷲旗を石川に取り戻す決戦の日まであと4日です。