スタジアムの新たな候補地“サンロイヤルホテル跡地” 鹿児島市の担当者「Jリーグの考えに合う」
鹿児島市が整備を目指すスタジアムの新たな候補地として取り沙汰されている鹿児島サンロイヤルホテルの跡地についてです。市の担当者は10日の市議会で「Jリーグの考え方にも沿っている」と述べ、改めて前向きな姿勢を示しました。
(鹿児島市 下鶴市長)
「候補地となり得るためには地権者等から一定の理解が得られた上で、その他の様々な課題を整理する必要があると考えています」
鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルは先月、老朽化に伴い、新たな土地への移転、建て替えを目指すことを発表し、県が所有する鹿児島港本港区の住吉町15番街区を移転先に挙げました。そして、そのホテルの跡地が新たなスタジアムの候補地として今、取りざたされています。
塩田知事に続き、下鶴市長も9日、「中心市街地との距離も考えるとおおむねこれまでの考え方と整合はとれる」と前向きな考えを示しました。10日の市議会の代表質疑で、「Jリーグが掲げるまちなかスタジアムに合致するか」と問われた市の担当者は。
(鹿児島市の担当者)
「まちなかスタジアムはJリーグの資料において『中心市街地活性化の新たな求心力になるもの』として位置づけられていて(鹿児島サンロイヤル)ホテル敷地はJリーグの考え方にも沿っているものと考えている」
改めて前向きな姿勢を示しました。
下鶴市長は「ホテル移転の動向を見守るとともに地権者等の意向を丁寧かつ慎重に確認していきたい」と述べました。