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塩田知事「貸すか売るか委員会意見で判断」 住吉町15番街区事業者公募に向け委員会の初会合

2025年1月9日 19:51
塩田知事「貸すか売るか委員会意見で判断」 住吉町15番街区事業者公募に向け委員会の初会合

 鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルが移転先として希望している鹿児島港本港区の住吉町15番街区について事業者への公募内容などを検討する委員会が開かれました。塩田知事は土地を事業者に「貸すのか、売るのか」を委員会での意見を聞いて判断する考えを示しています。

 鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルは老朽化などのため県が所有する鹿児島港本港区の住吉町15番街区への移転を希望しています。

 県は住吉町15番街区についてホテル・バンケットなどへの利活用するとしています。事業者については公平性を保つため、公募するとしていて、評価の基準を含む公募要領の作成や事業者の選定について意見を聞く委員会を設置しました。委員会は大学教授や公認会計士、県の担当者など6人で構成されていて、9日、初めての会合が開かれました。

(住吉町15番街区利活用事業提案評価委員会・宮廻甫允委員長)
「観光客などの地域内からの流入をうまく活用して鹿児島県この本港区エリアだけでなく鹿児島県全体の範囲で人の流れ、経済の流れを循環させていくといった視点も重要になる」

 委員会は冒頭以外は非公開で行われましたが、公募の条件や評価の方法について話し合われたということです。

 今後は委員会で出た意見を踏まえ公募要領を作成し、事業者の選定を行うとしています。

 塩田知事は1月6日の会見で、住吉町15番街区を事業者に売却するか貸し付けるかについて委員会での意見を参考に決める方針を示しています。次回の委員会は2月をめどに開かれるということです。

最終更新日:2025年1月9日 19:51