鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルが移転を希望している鹿児島港本港区の住吉町15番街区について県議会で議論が始まりました。塩田知事は18日の県議会でホテルなどへの利活用が認められた場合、公平性を担保するため事業者を公募する考えを示しました。

　鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルは老朽化などのため、県が所有する鹿児島港本港区の住吉町15番街区へ移転することを目指しています。住吉町15番街区は県が計画するスポーツコンベンションセンターの基本構想で駐車場としての利用が想定されています。

　一方、先月開かれた本港区エリアのまちづくり懇談会では、鹿児島商工会議所からホテルやMICE施設を整備してはどうかと提案が出されていました。

　塩田知事は18日の県議会で「利活用の方向性について議会の理解が得られた場合、MICE施設やホテル会議場などにしていきたい」と述べました。

そのうえで。

（塩田知事）
「県有地の民間事業者による利活用にあたっての公平性を重視する観点から公募をおこなう必要があると考えている」

　県議会でホテルなどへの利活用が認められた場合、公平性を担保するため事業者を公募で選ぶ考えを示しました。