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鹿児島サンロイヤルホテルが移転・新築方針を発表 移転先の希望は県所有“本港区の住吉町15番街区”

2024年8月2日 19:12
鹿児島サンロイヤルホテルが移転・新築方針を発表 移転先の希望は県所有“本港区の住吉町15番街区”
 開業から半世紀。新たな土地への移転、建て替えを目指す方針を発表しました。老朽化が進む鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルが移転先として挙げたのは県が所有する鹿児島港本港区住吉町15番街区です。

 2日午後、鹿児島市の松山 副市長や県の藤本 副知事などが鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルに入りました。鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光は鹿児島市や県など複数の団体が出資する第3セクターです。

 午後2時から開かれた臨時の取締役会では、ホテル側から今後の事業計画が示され、決議されました。

 桜島と錦江湾を望む絶景が自慢のホテル。夕方に開かれた会見で下津社長が今後の方針を発表しました。

(鹿児島国際観光 下津昭則社長)
「新たな土地への移転、新築を目指します。移転先については、鹿児島市本港区エリアの県有地、住吉町15番街区一帯の一部の定期借地を希望します」

 移転先として選んだのは県が所有する住吉町15番街区です。住吉町15番街区の魅力について下津社長は。

(鹿児島国際観光 下津昭則社長)
「まずスポーツコンベンションが(本港区に)オープンする。天文館に近くなる。天文館一帯の賑わいの創出の一翼を担えるのかなというイメージ。何よりも桜島にもっと近くなる」

 移転に関して塩田知事は「今後、考えを聞いた上で対応を検討したい」とのコメントを発表しました。太陽国体に備え1973年に開業した鹿児島サンロイヤルホテル。51年が経過し耐震対策が求められ、建て替えや移転などを話し合ってきました。移転については早くても4、5年はかかるとの見通しを示しました。

(山下香織キャスター)
「歴史あるホテルの新たな方針の発表でした。会見ではホテルの跡地の活用については「白紙」だとしましたが、この場所は、鹿児島市が建設を目指す新たなスタジアムの候補地の1つとしても取り沙汰されています。鹿児島市与次郎地区の再開発は今後、大きな注目を集めそうです」