夏の夜空を走る一筋の光 鹿児島県内各地で目撃相次ぐ…正体は“火球”「これほど明るいのは珍しい」
夜空を走る一筋の光。11日夜、県内各地で目撃され、SNSでも投稿が相次ぎました。流れ星の中でも特に明るい「火球」とみられています。
こちらは11日午後8時10分ごろ、枕崎市のホテルの屋上に設置されたカメラが捉えた映像です。夏の夜空を走る一筋の光が。青白く光った後、辺り一帯が明るく照らされ、その後、消えていきました。光る物体は南の方向から北の方向に流れたと見られています。
同じ時刻、鹿児島市のKYTの情報カメラも「光る物体」を捉えていました。11日は県内各地で「光る物体」の目撃情報が相次ぎ、SNSでも話題に。
(SNSの投稿)
「いん石?流れ星?すごいの流れていった!」
「鹿児島で隕石(火球?)みた!」
この「光る物体」の正体は流れ星の中でも特に明るい「火球」と呼ばれるものだということです。火球の映像を鹿児島市立科学館の天文の担当者に見てもらいました。
(鹿児島市立科学館天文担当・三腰真子主事)
「だいぶ明るいですね。(この明るさは)なかなか見ない」
三腰さんによりますと「火球」は1か月に数回起きる天文現象ですが、これほど明るいものは珍しいということです。