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「永田川発電所」が誕生 Misumiが市などと連携した水力発電所 年間約200世帯の電力

2025年2月20日 19:13
「永田川発電所」が誕生 Misumiが市などと連携した水力発電所 年間約200世帯の電力
 鹿児島市に、企業や市などが連携した新しい水力発電所が誕生しました。鹿児島市の永田川の水を使った発電所。どのような施設なのでしょうか。

 鹿児島市の五ヶ別府町に誕生した「永田川発電所」。永田川の中流近くの高低差や豊富な水量を生かした水力発電所です。

 エネルギー事業などを展開するMisumiが鹿児島市内の河川など23か所の中から水量や傾斜が適した永田川を選び、市や県などと連携し事業を進めてきました。

 20日は竣工式が行われ、今後の安全を祈りました。発電に使われる水は、永田川の上流に溜められています。

(記者)
「発電所から約400メートル上流にやってきた。こちらで溜めた発電用の水を落ち葉などを取り除いた後に下の施設へと送り込んでいる」

 除塵スクリーンと呼ばれる設備で、塵や落ち葉などを取り除き、発電施設へ水を送り込みます。年間で、約200世帯の1年分の電力を発電できるということです。

(鹿児島市・下鶴隆央市長)
「この施設を契機に水力発電さらには再生可能エネルギーへの興味関心が高まることを願っている」

(Misumi・平田慶介社長)
「小さな電力ではあるがこれから発電所が安定に稼働して確実にクリーンなエネルギーを市民の皆様にお届けできる」

 今後も自然エネルギーを活用し、地域経済の活性化や環境負荷の低減に努めていくとしています。
最終更新日:2025年2月20日 19:13