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県警の不祥事に対し追及 百条委員会の設置は継続審査

2024年10月2日 18:51
県警の不祥事に対し追及 百条委員会の設置は継続審査

 県警の相次ぐ不祥事を巡り県議会の委員会では2日も追及が相次ぎました。県議会には県警の相次ぐ不祥事をめぐる陳情が22件出されていますが、そのうち百条委員会の設置を求める項目は継続審査となりました。

 2024年4月以降、元幹部や現職の警察官、計4人が逮捕・起訴されたことを受け、県警は再発防止策を発表しました。再発防止策は高い職務倫理を養うことや個人情報の保護に対する意識を高めることなど4つの柱から構成されています。

 2日開かれた県議会の総務警察委員会で不祥事が防げるのかと議論が交わされました。委員からは9月24日の県議会の一般質問で野川本部長が「アウトとセーフの線引きが自分の中で正当化する要素があるものは事案が発生しやすい」と答えたことに対し質疑が行われました。

(無所属 小川美沙子委員)
「(不祥事は)個人な性格や資質の問題なのでしょうか」

(県警本部 野川本部長)
「いずれの事案についても犯罪になることを知らないわけでもなく、飲酒にからむ問題が問題になることを知らないわけでもなくハラスメントも知っている。自分の見方を正当化するのが見受けられたということ」

 このほか、教養の内容など再発防止対策の中身などについても質疑が交わされました。県警は再発防止策の進捗状況について年末または年度末までにホームページに載せ、県民が確認できるようにするということです。

 なお、県議会には県警の相次ぐ不祥事をめぐる陳情が22件出されていますが、そのうち百条委員会の設置を求める項目は継続審査となりました。