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【サプライズ】連休明けに突如現れた“秘密基地”小学生の手紙に大人が「本気」で応えた

2024年5月11日 12:23
【サプライズ】連休明けに突如現れた“秘密基地”小学生の手紙に大人が「本気」で応えた
児童にプレゼントされた秘密基地
「かくれんぼがしたい…」。きっかけは小学3年生の児童が市長に宛てた1通の手紙でした。連休中に進められた極秘の秘密基地建設プロジェクト。大人たちが本気で仕掛けたサプライズのプレゼントに子どもの反応はどうだったんでしょうか?

大人たちを動かした“児童の手紙”

鹿児島県南さつま市の義務教育学校、金峰学園。子どもたちに披露されたのは…

小高い山に、大きな土管のトンネルが冒険心をくすぐる秘密基地!芝を敷いた滑り台や落下防止の柵など細やかな気遣いも感じられます。

突如、校舎の前に姿を現わした“秘密基地”に子供たちは大はしゃぎ。
歓声をあげながら遊び始めました。

きっかけは今年2月、学校を訪れた南さつま市の本坊輝雄市長に当時3年生の児童が意を決して手渡した手紙でした。

遊具が少ないので、かくれんぼができる遊具を作ってください」

心を動かされた本坊市長は、建設業を営む保護者に相談。
造園業をしている保護者も加わり“極秘作戦”がスタートしました。

大型連休 子どもに“秘密”で大人が基地づくり

ショベルカーで土を盛り金峰山をイメージ。真ん中に大きな土管を埋めます。芝を張って滑り台も完成。連休のわずか2日間でかくれんぼを楽しめる秘密基地が完成しました。大人たちが子供に内緒でつくった「秘密基地」です。

(児童)
「すごく大きくてすごいなと思いました」
(児童)
「もう嬉しかったです!」

(手紙を書いた有馬蓮さん)
「本当に出来るなんてすごいなと思った。とても楽しい。みんなの笑顔が見られてよかった」

市長あての手紙を書いた有馬蓮さんも大人たちの「本気」を目の当たりにして感無量といった様子です。

この秘密基地。大人のこだわりが詰まっていました。

(内野建設・内野智裕代表取締役)
「土管が東から西を向いていて土管から夕陽が見えればなと思い作った。本当に最高です。作って良かったなと心から思います」

ちょっぴり憂鬱な連休明け“笑顔”があふれた

少子化で子どもの遊び場が減っているとも言われる今。公園の遊具も「危険だ…」と撤去されることも少なくないようです。そんな中、「かくれんぼがしたい」という願いに本気でこたえた大人たちからのサプライズ。ちょっぴり憂鬱な連休明け、学校には子どもたちの笑顔が溢れました。
(KYT news every.かごしま2024年5月7日放送)