公衆浴場の入浴料金460円に 40円値上げも利用客は理解「営業していくためにも当然」
県内の公衆浴場、銭湯の入浴料金が、4年ぶりに値上げされ、25日から460円になりました。利用客からは値上げに理解を示す声が多く聞かれました。
(磯脇琢磨アナウンサー)
「県内の公衆浴場は25日から大人料金が値上げされます。1ケ月ほど前から料金改定が表示されていましたが、25日朝に券売機の表示も変わりました」
鹿児島市の薬師温泉です。これまで大人1人の入浴料金は420円でしたが、25日から460円になりました。
県内の銭湯で作る県公衆浴場業生活衛生同業組合は今年6月、原油価格の高騰や利用者の減少で経営が悪化しているとして、入浴料金の見直しを県に要望しました。11月の審議会で、調査結果などをもとに大人の入浴料金の上限が420円から460円まで上げられることが決まりました。2019年以来、4年ぶりの改定で、25日に施行されました。
(薬師温泉 福丸 敬朗 社長)
「世間一般物価上昇しているから、やっと来たなという感じ。100人来ても4000円ですから、苦しい」
利用客からは値上げに理解を示す声が多く聞かれました。
(一日おきに利用する客)
「回数が多いからちょっとは響くけど、他の物価が上がってるからしょうがない」
(ほぼ毎日利用する客)
「高い安いではなく皆が営業していくためには当然」
(年に数回利用する客)
「今の値段だと僕的には安い。温泉も天然温泉だし。サウナも使えるので今の値段だったら高くない。安い」
薬師温泉では、24日までに購入した回数券については1月末まで差額を支払わずに使用できるということです。