県内のほとんどの中学校で卒業式が行われました。10日、先生たちから卒業生へサプライズライブのプレゼントがあった鹿児島市の甲南中学校では卒業生が恩師へ感謝の思いを伝えました。

　鹿児島市の甲南中学校では、保護者や在校生が見守る中127人が門出の日を迎えました。式では、卒業生が一人ずつ名前を呼ばれ、岩脇勝広校長から卒業証書が手渡されました。

　甲南中学校では10日、先生たちから卒業生へ歌やダンスのサプライズプレゼントがありました。卒業式では卒業生の代表が感謝の言葉を述べました。

（卒業生代表・前田友里奈さん）
「先生方によるライブあれほどまでに私たちが感動したのは入試や卒業式の準備で忙しい中たくさんの練習をしてくださった先生方の思いが私たちに伝わったから。私たちの3年間がこれほどまでに充実したものになったのは先生方のおかげです。心の底から感謝します」

　式が終わると卒業生から先生や保護者に向け、感謝の気持ちを込めて歌を送りました。涙を流す先生たち。10日のサプライズライブを企画した2024年度で定年退職する中島 忠臣先生も涙が止まりません。

　歌い終わり、退場しようとすると・・・

(3年1組)
「（生徒）かおりー！！愛してるぜー！（先生）私もー！！」

(3年4組)
「（生徒）幸せな時間をありがとー！（先生）こちらこそありがとう」

　卒業生は担任の先生へ思いを伝えていました。

（卒業生）
「めちゃくちゃ楽しい3年間でした。みんなに感謝しかないです」

（卒業生）
「いろんな大変なこともあったけど先生たちの涙を見て、いい3年間だと改めて思った」

　中島先生は最後の教え子一人一人と握手をして、エールを送りました。

（中島忠臣先生）
「自然と涙がでて、一人一人の顔が思い浮かべられて感慨深い、走馬灯のように流れてきた。チャレンジしたり挑戦したりするこは忘れずに高校生活、あとの人生も送って欲しい」

　卒業生たちは先生たちへの感謝を胸に新たな道を歩み始めます。