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鹿児島中央駅に駅員が手書きした「卒業証書」込められた思いとは?

2025年3月6日 18:47
鹿児島中央駅に駅員が手書きした「卒業証書」込められた思いとは?
 卒業シーズンの今、JR鹿児島中央駅には駅員手書きした「卒業証書」が飾られ、SNSでも話題になっています。「日本全国に線路が巡っているように、皆様もこれから先の未来、どこへだって行けます」卒業証書に込められた思いとは?

(記者)
 「鹿児島中央駅の改札口です。ありました!卒業証書。黒板にチョークで丁寧な字で書かれてます」

 先月28日からJR鹿児島中央駅の改札口に飾られている「卒業証書」。通学に列車を利用していた卒業生たちへ、駅員からはなむけの言葉が贈られています。「日本全国に線路が巡っているように、皆様もこれから先の未来、どこへだって行けます。故郷鹿児島は変わらず皆様のお帰りをお待ちしております」コロナ禍で多くの卒業式が中止になった2020年から毎年設置されていて、SNSなどでも話題に。写真に収める人の姿がありました。

(駅の利用客)
「まじめに働く駅員さんから、仕事以外の観点でこういう気持ちで見守られているのが感動的」

(駅の利用客)
「素晴らしいですね。列車を利用している人は、いろんな思いがあるでしょうから」

「卒業証書」を書いたのは鹿児島中央駅の伊東 雄太助役。どんな思いで書いたのでしょうか?

(JR鹿児島中央駅・伊東雄太助役)
「学生も卒業していろんな道に進むが(卒業後)いろんなことがあると思う。つらい事、何かあった時には鹿児島へ帰ってきて、疲れを癒して頑張ってほしいという思いを込めて書いた」

鹿児島を巣立つ皆さんへの思いが込められた「卒業証書」は、3月末までJR鹿児島中央駅の改札口に飾られています。
最終更新日:2025年3月6日 19:15