“日本一の雑煮”Z-1グランプリ 最終審査に神村学園高3年の作品 1107作品から2作品に残る
少し季節外れな正月の定番、雑煮の話題です。日本一の雑煮を決める全国大会「Zー1グランプリ」が行われています。1107の作品から最終審査に進んだわずか2作品に神村学園高等部の生徒が考えた雑煮が残っています。どんな雑煮なのでしょうか?
「Zー1グランプリ」は全国の小学生から高校生が考えた雑煮の中から日本一を決めるコンテストです。2回目となる今回は1107作品の応募があり、神村学園高等部調理科3年の諏訪 葵さんが考えた雑煮が最終審査に進む2作品に選ばれました。
その名も「かごんま特製雑煮」。地元、いちき串木野市のかまぼこを松飾りに。黒さつま鶏やニンジンなど県産の食材をふんだんに使っています。
(神村学園 高等部 調理科 3年 諏訪 葵さん)
「鹿児島の雑煮は焼きエビを基本に出汁を取っているので焼きエビは使いたいと」
出汁は干しエビと干しシイタケで取り、鹿児島の薄口しょうゆで味を整えました。4月に行われた三次審査では審査員から「エビの出汁がきいていて、伝統的な味が非常に生かされていた」と高い評価を受けました。
試食した卒業生は…。
(卒業生)
「しっかりと出汁が取れていて味付けもおいしい。食材ひとつひとつに彼女の伝わっているのでは」
(神村学園 高等部 調理科 3年諏訪 葵さん)
「食べてもらうときに鹿児島の食材はこんなにおいしいんだと思って食べてもらいたい。鹿児島の魅力を伝えられる雑煮にしたのでグランプリを勝ち取りたい」
最終審査は6月、大阪で行われます。