南さつま市の海中に転落した2人を救助したとして男性(33)に串木野海上保安部から感謝状が贈られました。

　感謝状が贈られたのは南さつま市の漁業宿里 銀次さん(33)です。

　宿里さんは先月10日、南さつま市の漁港近くの沖合の定置網の様子を確認に行ったところ、海中転落しロープにしがみついている20代男性を発見。

　警察に通報し自分の漁船で救助に向かうと別の20代男性も高波にさらわれ海中に転落していました。宿里さんは近くにいた人と協力して2人を救助しました。

（2人を救助した宿里銀次さん）
「感謝状をもらえたことはうれしい。海に落ちた方を生きているうちに助けられて本当によかった」

　串木野海上保安部によりますと、転落した2人は低体温症の症状があり、1人は中等症で病院に運ばれましたが幸い命に別条はなかったということです。