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県警の不祥事めぐる“百条委員会” 「9月議会での設置は時期尚早」 自民党県議団は「設置せず」

2024年9月5日 19:36
県警の不祥事めぐる“百条委員会” 「9月議会での設置は時期尚早」 自民党県議団は「設置せず」

 県警の一連の不祥事をめぐり県議会では強い調査権を持つ「百条委員会」の設置が検討されています。最大会派の自民党県議団は5日総会を開き、「9月議会での設置は時期尚早」として設置に賛成しないことを決めました。

 県警の一連の不祥事をめぐり、県議会の会派の一つ、「県民連合」が不祥事の全容を解明するため強い調査権を持つ「百条委員会」の設置を求めています。各会派は委員会を設置すべきか話し合っています。

最大会派の自民党の動向が注目される中、県議団は5日、総会を開きました。

(自民党県議団西髙悟会長)
「今まで寄せられた県民からの要望が私が預かっている分で87件ある。そういった要望にどのようにこたえていくか、そのことも踏まえて本日は検討していかなければならない」

 昼過ぎに行われた総会では結論が出ず、夕方、再び話し合われました。

(自民党県議団 西髙悟団長)
「百条委員会は今回の県民連合からの提案については賛成しない」

 自民党県議団は前生活安全部長の刑事裁判が始まっておらず、事実関係が明確になっていないことなどから「9月議会での設置は時期尚早である」と全会一致で結論づけました。

(自民党県議団西髙悟会長)
「議員として責任のある行動をとらなければならないのでしっかりと百条委員会設置は議会が持っている特権なのでいつでも発動することは当然可能」

 自民党の結論に設置を求めていた県民連合は。

(県民連合福司山宣介会長)
「賛成しない理由が明確に分からないのでそのことへのコメントはしづらい。ともに県警の信頼を回復する。目的はそれしかない。それが県民の安心安全につながると考えている」

 各会派の結論は9月11日の会派代表者会議で報告されるということです。

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