大量土砂で通行止め「北薩トンネル」紫尾山で降り続いた7月の雨が原因 120メートルの区間で堆積
大量の土砂が流れ込み通行止めとなっている北薩トンネルの復旧に向け、専門家でつくる検討委員会が初めて開かれました。
2024年7月、さつま町紫尾山で降り続いた雨が原因でトンネル内では120メートルの区間で土砂が堆積していることなどが明らかとなりました。
出水市とさつま町にまたがる北薩トンネルでは2024年7月、大規模な土砂の流れ込みが確認され、さつま泊野インターと高尾野インターの間、約14.5キロが全面通行止めとなっています。
復旧には高度な技術が必要であることから、トンネル工学などの専門家で構成する検討委員会が12日初めて開かれました。
委員会ではトンネル内の現状について、流入した土砂は120メートルの区間に堆積し、土砂の量は約2350立方メートルに上ることが説明されました。
新たな土砂の流入は確認できていませんが、流入に備えトンネル内に防止堤を設置したということです。
また、委員会による現地調査が非公開で行われ、調査後、内容について説明がありました。
土砂が流れ込んだ主な原因として、2024年7月、さつま町紫尾山で降り続いた雨で湧き水が増加し、トンネルにかかる水圧が高くなったことを挙げました。
復旧に向け、まずはトンネル内の湧き水を抜き、安全を確保できる状態にしてから調査の方針を検討していくとしています。
(鹿児島大学工学部・酒匂一成教授)
「みなさんの生活に重要なトンネルということで注目度も高いと思うが、とにかく早くできるように、さらに安全に復旧の工事ができるように調査等を進めながらスムーズにいけるように委員会を進めていけたらと思う」
委員会は、今後の調査の見通しは立っていないとして、復旧まで数年かかる可能性を示しました。
2024年7月、さつま町紫尾山で降り続いた雨が原因でトンネル内では120メートルの区間で土砂が堆積していることなどが明らかとなりました。
出水市とさつま町にまたがる北薩トンネルでは2024年7月、大規模な土砂の流れ込みが確認され、さつま泊野インターと高尾野インターの間、約14.5キロが全面通行止めとなっています。
復旧には高度な技術が必要であることから、トンネル工学などの専門家で構成する検討委員会が12日初めて開かれました。
委員会ではトンネル内の現状について、流入した土砂は120メートルの区間に堆積し、土砂の量は約2350立方メートルに上ることが説明されました。
新たな土砂の流入は確認できていませんが、流入に備えトンネル内に防止堤を設置したということです。
また、委員会による現地調査が非公開で行われ、調査後、内容について説明がありました。
土砂が流れ込んだ主な原因として、2024年7月、さつま町紫尾山で降り続いた雨で湧き水が増加し、トンネルにかかる水圧が高くなったことを挙げました。
復旧に向け、まずはトンネル内の湧き水を抜き、安全を確保できる状態にしてから調査の方針を検討していくとしています。
(鹿児島大学工学部・酒匂一成教授)
「みなさんの生活に重要なトンネルということで注目度も高いと思うが、とにかく早くできるように、さらに安全に復旧の工事ができるように調査等を進めながらスムーズにいけるように委員会を進めていけたらと思う」
委員会は、今後の調査の見通しは立っていないとして、復旧まで数年かかる可能性を示しました。