<アメリカでの“世界大会”に向けて>ハンバーガー日本一!宮城・松島町のハンバーガー店 “地元”の味で挑む
今年、ハンバーガー日本一を決める大会で優勝を果たしたのが、宮城・松島町の「ハリーズジャンクション」。
11月8日からアメリカで開催される世界大会に向けて、準備するのは地元・宮城ならではのハンバーガーだ。
日本での大会)勝者、ハリーズジャンクション!
今年6月。
ハンバーガー日本一を決める大会で優勝を果たしたのは、松島町のハンバーガー店「ハリーズジャンクション」。
松島町にオープンして7年目、いまや行列が絶えない人気店だ。
一番人気は、仙台牛などをぜいたくに使ったパティが自慢の「ハリーズバーガー」。
食べた人
「おいしいです。肉のうまみが違う」
「日本一になったハンバーガー屋が宮城にあると聞いて来た。1時間半は並んだ。(Q 1時間半並んで食べたハンバーガーはどう?)格別です」
全国大会をきっかけに、地元はもちろん宮城県外からも多くの人がやってくるこのお店。
オーナーの佐藤さんが、ハンバーガーの世界に入ったのは、今からおよそ15年前だった。
Harry's Junction オーナー・ 佐藤賢将さん
「アルバイトから入った。アメリカのカルチャーが好きで、作っていくうちにハンバーガーって面白いなと思い、好きになっていった」
修行を重ねた東京で、そのまま自分の店を出したいと思っていた佐藤さん。
しかし、その考えに少しずつ変化が出てくる。
Harry's Junction オーナー・ 佐藤賢将さん
「中学校の野球部の先生に毎年挨拶に行っていて、話したら、子どもも少なくなっているし、商店街もシャッターが閉まっているところもあって、寂しくなってきているという話を聞いて。自分のハンバーガーでふるさとを盛り上げたい」
生まれ育った松島で店を構えた佐藤さんは、提供するメニューもできるだけ『地元』を意識している。
Harry's Junction オーナー・ 佐藤賢将さん
「地元の食材においしいものがいっぱいあるので、海も山も。そういうものを使って変わり種も入れながら作っている」
いま、佐藤さんが見据えるのは、11月8日からアメリカで行われる「ワールドフードチャンピオンシップ」。いわば世界一のハンバーガーを決める大会だ。
そこに向けて佐藤さんが準備しているのは、特別なものではなく、普段から店で提供している「自家製の牡蠣ジャム」を使ったハンバーガー。
Harry's Junction オーナー・佐藤賢将さん
「コーヒーとバルサミコ酢と砂糖がメインで入っていて、あとは玉ねぎ、自家製のベーコン、牡蠣」
牡蠣のうま味が詰まった特製ジャムとハンバーガーの組み合わせが、本場・アメリカでもインパクトを与えると考えている。
Harry's Junction オーナー・佐藤賢将さん
「松島、宮城のために、ハンバーガーを通じて世界に発信できたら良いなと思う」
松島から世界に羽ばたこうとする佐藤さんのハンバーガー。
世界一になることは、大好きな地元への恩返しにもつながっていく。
松島から世界に羽ばたこうとする佐藤さんのハンバーガー。
世界一になることは、大好きな地元への恩返しにもつながっていく。